こんにちは。
チーム・アイネックスの上村です。
先日、断熱セミナーに行ってきました。
タイトルは『住まいからはじめる健康生活』ということで、断熱セミナーで健康生活?
いったいどんな内容なのか??
「断熱の目的は省エネだけではない。」
「健康という視点で見ると日本の住宅の質はまだまだ不十分である。」
講師を務めてくれたハウジング・トリビューン編集長の中山氏がこう話をしてくれました。
【内容抜粋】
こんなアンケート調査があります。
この調査は2002年~2008年に新築戸建て住宅に転居した人を対象に実施しました。
家族全員に咳やのどの痛みなどの諸症状について、家族全員に「変化なし」「出るようになった」
「出なくなった」と各種症状から転居前、転居後の改善された人の割合を「改善率」と算出しまた。
その結果「断熱性能が高い住宅ほど症状の改善率が高くなるということがわかりました」
各種症状の改善率と転居後の住宅の断熱グレードの関係を分析していくと、
調査で行った全ての症状の改善率が、断熱グレードが向上するごとに高くなることが分かった。
「手足の冷え」が緩和されるのは当然ですが、気管支喘息やのどの痛み、せき、アトピー性皮膚炎
などの症状も緩和されています。
これらの効果が、全て断熱性能に起因しているとは限りませんが、住宅の断熱性能が居住者の健
康状態に大きな影響を及ぼしていると推測できます。
さらに断熱性能がグレード2⇒3、グレード3⇒4とグレードが高いほどより大きな改善効果が期待
できるというわけです。
※省略
なるほど!!
断熱性能は省エネだけかと思いきや、実はそこに住む家族の健康維持、増進にも繋がって
いたのですね。室内の温熱環境と空気環境を整えてココロとカラダに負担をかけない、
断熱に携わるものとして、こういった視点でも仕事で活用したいと思います。
エコマテリアル事業部 上村