「同業・・・なのかな?」

雪中登山で悩んでいます。
チームアイネックス、総務部の佐藤(基)です。

今回も趣味全開のブログを書くつもりだったのですが、予想外にも仕事に関連する話になりそうです。

登山をやっていると様々な建築物・構築物に出会います。
登山ブームの影響か、登山道、道標、トイレ、避難所など環境整備が進んでいるようです。

地方自治体が作った避難所だけでなく私設の山小屋・宿泊施設などもあり、それらは当然「家」と呼ぶべきものなのですが、一体誰がどうやって建てたのか気になってはいたのです。
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↑の写真は登山道で撮ったものなのですが、まさか山の中で安全帯にお目に掛かるとは思いませんでした。
これを見た一般の登山客は、登山用のハーネスかなにかだと思うのでしょうが、見慣れた物が意外な場所にあるというのは面喰らうものです。

上記の疑問は、登山道で職人さんとおぼしき団体とすれ違った時に氷解したのですが、どうやら登山道や山中構築物専門の建設業者がいるようです。
彼らは一様に重そうな資材(階段用の丸太や鉄杭)を人力で運んでいます。
ヘリコプターによる資材空輸もされているようですが、投下地点の数はできるだけ節約し投下地点から複数ある各施工現場までは人力で運んでいるようですし、登山道の簡易補修程度なら麓から資材道具一式背負って上り下りしているようです。
それなりに健脚になったと自負している私など「所詮はレジャー目的」ということを認識させられます。
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山という特殊な環境のせいか、同じ建築であっても事情が違います。
例えば↑の写真ですが、一見普通の山小屋に見えますが・・・、シングル屋根材を外壁材として使っているようですね(流石に通気層はとっていないようです)。
人もモノも運搬がボトルネックとなる山中においては、いかに軽く丈夫な素材を使うかということがポイントなのかなと思います。

もう一つ我々からすると「面白い」と思うような写真を。
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「登山道によくある丸太の階段じゃないか」と思うでしょう?
丸太に書かれている文字をよく見てください。
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逆さまになっていますが「① 水切 3.0 m」としっかり書いてあります。
これ、階段ではなく登山道に流れる雨水を脇に流す「水切」だったんですよ。

やっていることは同じでも、環境が異なるとまた違う世界があるんだなぁ、などと思いました。

それではまた、総務部佐藤(基)でした。

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