こんにちは。チームアイネックスの加藤です。
気が付けば、8月も終わってしまいました。あと3ヶ月で今年が終わると考えてしまうと正に「光陰矢のごとし」だなあと実感しています。
お盆をすぎると暑さも和らいでくるもので、残暑は厳しいとは聞いていてもやはり秋の足音が聞こえてくる気が…
夕方暗くなるのも大分早くなったあとしみじみ感じる9月初旬です。
さて今回は、吹付け厚みのお話しです。
細かくいうと、等級や以前、軽く触れたZEHなどの絡みが出てくるのですが、
ZEHとなると断熱材の性能だけではなく、家全体の話になってしまうので
今回は分かりやすく断熱等級4でお話ししたいと思います。
まずは断熱等級4と取得するにあたり、断熱材の厚みを決定する要因は大まかに説明すると下記になります。
1.住宅の構造や工法
木造やRC造などでも使用する断熱材の種類や必要な厚みが変わっていきます。
2.断熱材の性能
断熱材にもさまざまな種類があり、それぞれ性能が違います。
ウレタンフォームひとつ取っても、メーカーや種類でそれぞれ熱抵抗値に微妙な差があります。
3.地域区分
Ⅰ~Ⅷ地域の8つに区分されています。分かりやすい図が下になります。
本当に大まかになってしまいましたが、このような要因で必要厚みが決定します。
例えば「MOCOフォーム(A種3硬質発泡ウレタン)」を「神奈川県(6地域)」の「在来木造住宅」に吹付ける際に必要な厚みは
屋根:175mm 天井:154mm 壁:84mm 外気に接する床:126mmになっています。
(ただし厳密にはこの限りではなく「外皮性能」で必要厚みも変わっていきますが)
ちょっとした豆知識程度に覚えて頂ければ、幸いです。
それではまた次回更新まで失礼致します。
エコマテリアル事業部 加藤