ゴミ問題

こんにちは。

エコマテリアル事業部の加山です。

今回は、ウレタン吹付け断熱施工時に出るウレタンゴミについてのお話です。

 

工事に、ゴミはつきものですが、現場発泡ウレタン吹付け断熱工事では、はみ出したウレタンを切ることで出るウレタンゴミがあります。

当社では、このウレタンゴミをただ産業廃棄物として捨てるのではなく、注1)サーマルリサイクル THERMAL RECYCLEと言うポリウレタンなどプラスチックの最終的なリサイクル方法としてエネルギーに変換するやり方で処理しています。これは、不要になったポリウレタンを火力発電所のコークスなどの補助燃料として、直接燃焼させてエネルギーを回収する方法です。燃焼時のポリウレタンの発熱量は、約7,000Kcal/kgと汎用のプラスチックの約9,000Kcal/kgと比べて高くなく、燃料として使用されている石炭に近い数値です。窒素含有率も絹、羊毛などの天然物と比較しても少なく、適正な設備・条件で燃焼すれば有毒ガスの発生は、天然物より少ないくらいです。石炭やコークス等、化石燃料の代替として注目されております。

 

下記の写真が、ウレタンゴミを固形燃料化した実物です。(名刺と並べてみました)

ウレタン

 

 

 

 

 

 

 

正直言いまして、コスト的には、そのまま産廃処理したほうが安のですが、ゴミの有効活用と言うべき方法で、ささやかながらエネルギー資源の問題にも貢献していきたいと考えております。

 

注1参考出典:日本ポリウレタン工業会ホームページより

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