外装と関係なさそうであるかもしれない話

総務部の佐藤です。

今年もあとわずか、アイネックスの今年の営業日も残り10日となり、まさに指折り数える時期になりました。
皆様にとって今年一年はどのような年だったでしょうか。

私は今年はじめにこの会社に入社したクチなので、異業種についてイチから学んだ一年でした(と言ってもまだまだ見習い小僧なのですが)。

私なりの仕事について学習するコツは、なんらかしら既知の物事との関連を見つけて異分野の知識を結びつける、ということでしょうか。
もともと、外装は住宅を関して我々の生活に直結しているのですが、それ以外にも関連を見つけていくことが効率よく記憶しかつ学習を楽しくさせるコツなのだと思います。

最近おもしろいと感じたこととしては、パワーボードの塗装について調べたことでした。
パワーボードの塗装については、現状アクリルシリコン系の塗装が主流ですが、シリコンを使っての防水はなにも外壁に限った話ではなく、私たちの周りに多く活用されています。

特に私に身近だったのは衣類などの布製品や鞄・靴などの革製品に使う、いわゆる「防水スプレー」です。
防水スプレーの材料としては大まかに「シリコン系」と「フッ素系」に大別することができ、それぞれ適する対象が異なります(大まかに↓の表のとおりです)。

シリコン系(防水)

フッ素系(撥水)

機能

対象全体にシリコンによる皮膜を作る(防水効果) 繊維一本一本をコーティングし、撥水効果を生む

長所

防水効果高い、効果が持続する、安価 通気性を同時に確保できる、天然素材などのデリケート素材にも使える

短所

通気性が損なわれる、用途対象が限られる 撥水のみで効果は低い、持続時間短い、高価

主な対象

傘、レインコート、布鞄、雨靴、等通気の必要無い製品全般 ウール素材などの天然素材衣類、鞄・靴などのデリケートな革製品、通気の必要な製品全般

この違いを知るようになって、フッ素系の製品を買うことが多くなりました。趣味の「革製品ケア」に使う物もフッ素系一筋です。

防水スプレーは「汚れ防止」の機能もあり、新しく何かを買った直後には、素材に合った防水処理を施すことを是非ともオススメします。
ちなみに近年は色々と新商品も発売されておりまして、皮革用ではスプレーではなく環境に優しいクリームタイプで同時に皮革に栄養を与えることもできるというスグレモノがあります。

 

 

 

 

↑最近お気に入りの「皮革用撥水クリーム」、コロニル社の“レザージェル”です。

 

 

 

 

↑塗れば撥水効果だけでなく、皮革に栄養とツヤを与えてくれます。(右が塗装前、左が塗装後です)
※ 断っておきますが、最近話題の「ステルスマーケティング」じゃありませんからね!

 
来年も「新たに知ることの楽しさ」と「新しい仕事をする楽しさ」を持ち続けたいと思っています。
本年度は多くの方にお世話になりました、この場をお借りしてお礼を申し上げます。

総務部の佐藤でした。

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