霧と霞と朧

こんにちは リニューアル事業部の市川です。

 

だんだんと春の足音が聞こえてきました。

前回‘三寒四温’なんて書きましたが、この1ヶ月まさにそんなサイクルだったように感じます。

しかし雨が多いですね。

まったくよく降ります。

今、防水の改修工事を行っておりますが、屋上の亀裂などの生じた劣化したコンクリート地盤を施工するには、十分な乾燥が必要です。そのまま施工してしまうと、残存水分が表面にできた新たな防水塗膜により、蒸発する行き場を失いコンクリート表面に上がってきてしまいます。時間が経過するとコンクリートと防水塗膜が剥離してしまうのです。

その現場はビルの谷間で1日中 日も当たらず、前の雨水の水分が乾かないうちにまた雨雨雨の繰り返しでなかなか手が付けらせません。

予算があれば絶縁工法などを用い、乾湿関係なく施工ができるのですが…

なかなか難しいものです。

自然には敵いません。

 

自然といえば今朝はすごい霧でした。(津久井方面は。)

IMG_0135 (1280x960)

七十二候では2月24日から28日は「霞初めてたなびく」(カスミハジメテタナビク)です。春霞がたなびき山野の情景に趣きが加わる頃。遠くかすかな眺めがほのかに現れては消える うつろいの季節とあります。

 

薄ぼんやりたなびく霞と深くたちのぼる霧、春には霞といい秋には霧と呼び分けるそうです。

IMG_0140

気象学では視程1キロ以下のものが霧、それより薄いのが霞

「たちのぼる」は霧に使いますが、霞には使わず、「たなびく」はその逆だそうです。

そして夜には霞と言わず、朧(おぼろ)と。

日本人は、このような独特の感性を持って同じものでも季節や朝夕の感覚の違いを言葉を替え表現し、季節を楽しんだのですね。

IMG_0137

 

 

 

 

 

季節を楽しんでいますか?

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です