気密測定

チーム・アイネックスの上村です。

先日、現在建築中の現場で気密測定を行いました。

そもそも高断熱住宅とは高気密でなければ本来の力を発揮できません。

なぜなら、どんなに高い性能の断熱材を施工していても、隙間があると室内の暖気も逃げていっ

てしまいますので、高断熱のお家でも気密をしっかり取る必要があるわけです。

窓・ドアなど開口部の気密化するために施工の限界もあるので、

まず、この隙間を少なくすることで室内の温度差を小さくすることにも繋がります。

暖かい空気は上昇する性質ですので冬場に外の冷たい空気がスーッと入ってくると、

暖かい空気がどんどん押し上げられて、上と下で温度差が生じます。

暖房を入れているのに、足元や腰周りが冷えるのはこういった隙間が原因でもあります。

また、この温度差原因で発生する「結露」。

結露が起こると、カビの発生助長につながるわけです。

結露を発生させないためには空気のよどみをなくすことも重要です。

空気のよどみをなくすために必要なのが法律によって義務付けられている

「24時間の換気システム」です。

この計画的な換気を行うためには、気密はとても重要になってきます。

しかし、どんなに気密はしっかり取っていますよと言っても実際は目で確認できる隙間なんてあ

りません!

この建築中のお家の隙間がいったいどれほどのものなのか・・・

きちんと施工しているのだろうか・・・・

それを数値で知るために、気密測定を行います。

気密の測定値は、C値(相当隙間面積)と表現されています。

このC値の求め方は、またの機会に説明しますね。

このC値が求められるよう専用の機器を使って気密測定を行っていきます。

今回測定したお宅でのC値(相当隙間面積)はC値=0.84という数値となりました!
(ちなみに一般的な高気密住宅のC値は2以下とされています)

断熱性能を上げ、気密性も高め、計画換気を行うことで

建物全体が本来の性能を発揮出来るということ。

生涯お住まいのなるお家ですから、住宅の維持と家族の健康を考えた家を建ててくださいね。

004

 

 

 

 

 

 

 

エコマテリアル事業部 上村

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です