Glycemic Index

タイトルは“グライセミック・インデックス”と読みます。
チームアイネックス、総務部の佐藤(基)です。

ここ数年、「低GIダイエット」「低糖質ダイエット」「低インシュリンダイエット」というダイエット法が注目されています。
これらのダイエット法は正確にはそれぞれ別物なのだそうですが、一般的に「炭水化物(糖質)の摂取を抑える」ことでは共通のものです。
ダイエット目的ではないのですが、快適な登山のために私も糖質をとらないように気を付けています。
とはいっても「糖質を控える時期と多くとる時期のローテーションを作る」ということで、単純なダイエットとは違います。
「普段は糖質を摂取しないように心がけ、登山の2日前くらいから糖質を取りまくる」サイクル、言わば「糖質コントロール」をおこなっているのです。

女性や高齢者にも楽しめる気軽なレジャーとしてのイメージが強い登山ですが、実は運動強度としてはかなり高い部類に入ります。
コースにもよるのですが、1時間の登山でおおよそ500~600(※1)キロカロリーを消費し、一日歩くと約5000キロカロリーを消費する計算となります。(※1:年齢性別体格によっても違いますが、成人男性の平均です)
一般にフルマラソンで2500キロカロリーと言われていますから、かなりの運動量となるわけです。

ほんとにそんなに歩くのか?という疑問もあるでしょうが、意外とやっちゃいます。
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ちょっと分かりづらいのですが、(1)菩提峠→(2)二ノ塔→(3)三ノ塔→(4)塔ノ岳→(5)丹沢山(※2)→復路(往路と同じ)というルートで登山をしました。(※2:神奈川が誇る「日本百名山」ですが、見晴らしは良くない)
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往復で約17.5キロ(上空から見た直線距離ですので、高低差を考えると実質20キロ超?)、高低差900メートル弱、朝6時に歩き出して15時過ぎくらいに歩き終わるプランです。
途中小休止をいくつか挟みますが、歩いている時間は8時間以上になります。

当たり前の話ですが、どれだけ朝ご飯を大量に食べたところで5000キロカロリーを賄いきれるものではありません。
登山中はクッキー、飴、チョコレートなどの甘いものを食べまくらないと、途端に疲れて歩けなくなってしまいます(業界用語で「シャリバテ」といいます)。
ともかく甘いものを食べまくるというのは、ツール・ド・フランスなどのロードレースと同じですね。

糖質は速効性のエネルギーなので出来るだけ沢山摂取したいのですが、登山中に食べてエネルギーにできる量も限られていますし、登山直前の朝食でも事情は同じです。
そこで、前日・前々日くらいから糖質を大量に摂取することにより、「糖質を身体に蓄える」ようにします。
通常生活では使い切れなかった糖質は、まずは肝臓や筋肉の中で「グリコーゲン」として蓄えられます。
これをこのまま消費しないままにしておくと、みなさんが大嫌いなあの「脂肪」になって「体内に貯蓄」されてしまうのですが、グリコーゲンとして蓄えられている間は「直ぐにエネルギーに変換できる使いやすい状態」なわけです。
とはいえ、体内でグリコーゲンを貯蔵できる量は限られており、「脂肪にならずにグリコーゲンとして貯蔵できる程度」が約2日間分の糖質摂取ということなのです。

で、効果なんですが、ビックリするくらい効きます。
上記のルートも一度もバテずに完歩することが出来ました。
うちの「名ばかり登山部員」達が登山をする際にも勧めたいと思います。

それではまた、総務部の佐藤(基)でした。

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