Snow Guard

皆さんこんばんは、チームアイネックス・営業企画室の天野です。

今日は打ち合わせで我が故郷・母なるさいたまに行って参りましたが…いやはや遠いですね。orz
厚木と違って、視界に広がる背景要素に“山”が全く見当たらないのは、なるほど平野がどこまでも広がる
我が埼玉県らしい光景でした。

さて。

ここ最近は新人研修も一段落ついたため、元の仕事に軌道を戻しながら相変わらず他部署のお仕事にも顔
を出したりしているワケですが。
先日リニューアル課同行の上、既存住宅・太陽光発電設置の現場調査に同行して来ました。

今回は屋根形状が寄棟な上に複雑なカタチをしており、太陽光を載せるにしても並べ方を工夫しないと上
手く納まりません。
そこで問題になるのが雪止め。
読んで字の如く、屋根に雪が積もった際に堰き止める役目を持った板金です。
何だそれだけか、と思いきや意外に重要な役割を持った板金。
今日はそんな雪止めのヨイショ話をしてみようかと思います。

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パネルの設置割り付けを考える場合、軒先からある程度離して最初の一枚目を設置するのですが、既に雪
止めが鎮座している場合、その部分は当然載せられないエリアになります。
太陽光に使える屋根面積が若干減りますから、搭載できる枚数も自然と少なくなるのは自明の理。
さて困った。

元々雪止めは建築法上 “絶対に取り付けなければいけない部材” ではありません。
太陽光パネルの枚数を稼ぐため、ここは一つ雪止めさんに犠牲になっていただきましょう!ハイ撤去!
…というのも、実際によく行われていますし、施工ルール上も特に問題無いのです。

が。ですが。
パネルの表面は何処のメーカーも強化ガラスで出来ているため、(勾配にもよるものの)普通の屋根に比べ
て雪がかなり滑ります。
雪止めが無ければ堰き止めるモノが無いため、あたかもスキージャンプのように、雪の塊が突然自由落下し
てくるケースが結構あるのです。

特に年明け、2月頃は関東地方でも雪が多く、上記のようなケースで落雪による怪我も実際にあったと聞い
ています。
もちろん雪止めを残したままならこんな被害が絶対に出ないかと言えば、そんなことは全く無いのですが、
有った方が大幅に確率は下がります。

もし設置予定の南面がバルコニーや玄関など出入りの多い面であれば、積雪対策に雪止めを残しておくのも
選択肢の一つとして考えていいのではないでしょうか。

…まぁ、雪が堰き止められて溶けるまでパネルの上に居座られても、それはそれで発電量の減少に繋がるので
迷惑この上ないという事実もあるのですが。

あまりヨイショになりませんでしたかそうですか。スマン雪止め。

営業企画室 天野

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